仕事

マネージャーよりもコーチでありたい

僕は以前の仕事で最大40名ほどをまとめるマネージャーを経験しました。

マネージャーとして日々部下と一緒に売上をあげる事に奔走していましたが、もちろん最初から上手くできたわけではありませんでした。

今日は過去に僕が失敗した経験から学んだ事を書いて行こうと思います。

目次

マネージャーとコーチの違いって??

マネージャーとは
かなり広義な言葉だとは思いますが、ざっくり言うと現場の指揮官であり、部下を育成し、組織の力で売上を上げていくポジションといったところでしょうか。

コーチとは
野球のコーチ、サッカーのコーチなど少しスポーティなイメージのある言葉ですね。

僕も上手く言語化できなかったので調べたところ、自発的な行動を促進し、個人や組織の目標達成を支援する人という意味だそうです。

僕は前職で最大40人ほどをまとめるマネージャーとして働いていました。

マネージャーの仕事というのは部下を管理して成果を出させることだけではないと僕は思っています。もちろん成果を出させると言うことは至上命令なわけで、そこに異論はありません。

ただ以前の僕は結果だけを追い求め過ぎてマネージャーと言うより、人として大切な事を忘れていました。
その時のメンバーには今でも申し訳なかったと思います。

僕の失敗

以前の僕は自分がそうであったように誰もが結果を追い求めるものだと思っていました。
一人一人仕事に対しての考え方なんて違うのにそれを考えもせず結果を出すことのみにフォーカスしていました。

僕のマネージメントが原因で退職者を出してしまったのです。
退職の原因は僕が作ったギスギスした雰囲気の中で働きたくないということや、仕事で目標を追うためだけに生きているわけじゃないといった事でした。

そして残ったメンバーともあまり上手くコミュニケーションが取れず、僕の部署は嫌な雰囲気の中仕事をさせる事になってしまいました。

当然そんなチームで結果を出せるはずはありません。

結果にコミットできることを買われてマネージャーをやっていた僕は焦りました。

理想のマネージャーとは

自分のマネジメントのせいで退職者を出してしまった僕は色んな本を読んだり、ネットで情報を集めたりしながら僕はマネージャーについて勉強しました。

そこでたどり着いたのがコーチングというものでした。
コーチングとは先程書いたように個人や組織の目標達成を支援する事です。

僕の元で働いてくれているメンバーは働く理由がそれぞれ違います。
それを理解せずに指導して結果を出させるようにするなんて僕の自己満足でしかなかったんです。

僕のマネージメントというのは会社のためでもなく、メンバーのためでもなく、自分が結果を出したいということが中心にあったんだと思います。

少しずつ変わっていったチーム

それに気付いてからは一人一人と話す時間を設け、何のために働くのか、どのように働きたいのかや、今結果を出す事で本人に取ってどうプラスになるのかということを話すようにしました。

一人一人と向き合って話す事でそれぞれの仕事に対するスタンスも分かるようになったし、能力はあるのに自信がないだけで結果に繋がらないケースもあるということを学びました。

そして何より時間をかけてコミュニケーションをとる事で信頼関係がうまれた気がしました。
僕はメンバーがどう思ってるか考えるようになりましたし、メンバーも僕の言っている事の意図を汲み取ってくれるようになりました。

おかげで僕らは以前よりもいい雰囲気で社内で一番の結果を出せるチームになっていました。
あの時の挫折は本当に辛いものだったけど、それがなければ一人一人が仕事に対して考えている事が違うという当たり前の事にいつまでも気付かないままだったのかもしれません。

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